日別: 2017年5月23日

示談金の増額

交通事故被害に遭い、示談に関する相談をして、介入をお願いした場合には、示談金が増額することがあります。相場としては弁護士基準より低い自賠責保険基準または任意保険基準ではなく、弁護士基準での示談金の受け取りになるためです。場合によっては、弁護士介入か不介入かでは、2倍や3倍、それ以上になることもあります。とりわけ後遺障害が残ってしまうようなケースでは、相手側の保険会社が提示してくる金額より、ほとんどの場合は大幅に高くなります。

なお、自賠責保険基準は後遺障害なしでは治療費を含め120万円が上限、後遺障害ありでも支払額には上限があります。また、任意保険基準は自賠責保険基準に金額が少し加算された程度の金額と思っておいてよいでしょう。

どうしてこのような違いが出てくるのかといいますと、弁護士が被害者と加害者側のあいだに入ってくれることによって、裁判に発展する確率が上昇するというのが主な理由の一つです。裁判に発展すると、相手側の保険会社には、弁護士費用+遅延損害金5%の損失が発生してしまいます。これを回避しようと、弁護士基準で示談を成立させてしまうのが得策と判断されて、示談金が増額するというわけです。